よくある質問

皆さまから寄せられた、在宅医療に関するよくある質問と答えをまとめました。

  

かかりつけ病院の医師や、担当するケアマネージャーなどがいれば、相談したうえで当院にご紹介をいただけるとスムーズです。よくわからない場合は、まず当院までご連絡ください。

患者さまやご家族さまの希望があれば誰でも受けられますが、原則として、外来への通院が困難な方が対象です。
また癌などの末期で余命僅かだとしても、住みなれた家に帰り在宅医療を受けることができます。

患者さまの病状や体調等により異なりますが、在宅での療養環境を把握、維持するためにも、月に2~4回の定期診察を初めにご案内しております。集中的な治療が必要な場合や病状が急変した時は、連日訪問する場合もあります。

自宅での療養において、一番不安なのは患者さまの急変です。当院では24時間365日、必要な時にいつでもかけつけられる体制を整え、患者さまとご家族さまを見守ります。医師や看護師へ直通の24時間繋がる電話番号を契約時にお渡ししています。病状変化の際はご連絡ください。

初めてのご依頼が緊急往診の場合、患者さまの正しい病状が把握できません。適切な治療を受けるためには、 まずはかかりつけの病院か、救急指定病院で受診することをお薦めします。ただし、高齢であることなどでご本人さまやご家族さまが救急搬送や病院での精査加療を希望されず、自宅にて療養を希望される場合はご相談ください。

訪問日時は、訪問診療導入時にご相談のうえ決定。基本的には隔週の同じ曜日での訪問となります。 しかし、訪問ルートが曜日ごとに異なるため、ご希望に添えない場合も御座います。ご了承ください。また、急患対応や交通事情などにより、大幅に遅れることが予想される場合には、お電話を差し上げております。

在宅療養は、ひとり暮らしの方でも大丈夫です。ケアマネージャーと相談し、訪問看護師やヘルパーなどが順番に回っ ていくようなケアプランを一緒に検討しましょう。また介護保険をはじめ、医療・介護・福祉の制度をフルに活用すれば、ひとり暮らしでも在宅で療養できる体制が可能ですので、身寄りのない方でも自宅で最期まで生活できますし、自宅での お看取りも可能です。

一人暮らしやご高齢で薬局窓口への受取が難しい場合、ご自宅へ配達を行っている薬局をご紹介しますので、配達ご希望の方はお申し出ください。またお薬の管理についても、薬局や訪問看護師と連携するなど、療養の状況に応じ調整相談ができますので、お気軽にご相談ください。

交通費などの請求はありません。

医療機器などの発達で血液検査やエコー検査、縫合の必要な傷や巻き爪の等の処置、点滴や酸素療法、緩和医療など基本的に病院で行っている治療や検査は在宅療養でも行うことができます。詳細は当院ホームページをご確認ください。

当院は在宅専門のクリニックになりますので、当院に在籍する医師は常に那覇市と周辺市町村を走り回っております。
そのため、外来対応をご希望される方には、当院から近医である診療所や病院をご紹介させて頂いております。

在宅医療を始めても、今入院・通院中の病院と縁が切れることはありません。今まで通院していた病院とは後方支援病院として、入院加療をご希望される時や検査が必要な際など、優先的に入院・検査をして頂ける体制を お願いしてます。

必要な時だけ来てもらう「往診」の場合、外来中や深夜・休日などの対応が難しい場合があると思われますが、 在宅医療は、定期的な訪問診療と急変時などの往診を組み合わせた医療形態で、どんな時でも必ず医師と連絡が とれ、必要であればすぐに駆け付ける事ができます。また、訪問看護や介護ケアの指導・指示、療養生活の助言など、 医療面だけでなく介護・精神的な面からもトータルでサポートします。患者さまだけでなく、ご家族さまも含めて支援するのが 在宅医療です。

まずは、ご本人さまやご家族さまが病状を理解し、ご自宅での療養を継続していけるよう、関連機関と協力し解決していきましょう。また、最期は自宅でと決めていても、考えが変わることもあるかもしれません。希望が変わればそれに応じた対応も可能です。

※「最期は自宅で」と決めている場合には、救急車を呼ばないようにしてください。救急車を呼ぶことは、『救命治療』をしてください、という意思表示となり、望まない延命治療だとしても積極的な治療が開始されることになります。「最期は自宅で」と希望されている場合は、当院に連絡してください。